「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage

ヒロステみた

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ヒロステ!初演ぶりに見れた!ヒロアカ大好きだからずっと見たかったんだけど、2021年と2022年の公演は療養中で見に行けなかったから今回ちゃんと現地で見られてうれしかった〜!

とにかく良かった!良いもの見れた!って思った。めっちゃ泣いた。開始した瞬間から泣かせてくる構成ずるすぎる。開演1秒で涙腺ぶち壊されたまま3時間くらい過ごさなきゃいけないのですごく体力がいる!!ヒロアカ大好き!ヒロアカ原作が好きだからヒロステも見てよかった!って思える公演だった。

東京公演の銀劇と凱旋公演の青年館で一回ずつ見られたんだけど、今回席が結構近くて、戦闘シーンで飛んだり跳ねたりするときの舞台の揺れとか音響が身体に響いてくるのとかすごく感じられて(4DX?)、あ〜キャラがここにいる!!っていう2.5次元舞台の良さを存分に感じられた気がした。2.5次元舞台大好き!

今回の公演のストーリーが全編重たいのでもっとしっとりした感想を書いた方が良いんだけど、とにかくヒロアカ、好きだ!!!という感情がめちゃくちゃ出てしまった



ヒロアカ、私は爆豪勝己くんのことが好きでかっちゃんとデクくんの関係性が大好きで(これジャンプで連載されてるって本当ですか?かっちゃんの自尊心と劣等感と焦りと罪悪感でぐっちゃぐちゃになったグラウンドβとかこんなの王道少年漫画で描いてくれるんですか?とずっとびっくりしてます)、今回上演されたストーリーはとにかく"""本質"""の話で、かっちゃんは最初から最後までずっとぐちゃぐちゃの感情を抱えて、自分なりに考えて戦って、それでもああやってデクくんにぶつけるしかなかったんだよなあというのを……リアルに目の前で見ると……重たくて……。ヒーローになりたくてそうあろうと気丈に振る舞っているけれど、高校1年生なんだよなあ。強くてみんなから『かっちゃんなら大丈夫でしょ』って思われがちなかっちゃんをただ一人としてちゃんと見て時には心配して救けに行けるのはデクくんだけなんだよなあ。というのを改めて強く感じた舞台だった。

青年館ホールでみた凱旋公演、右側サイドシートでかなり角度がついていたんだけど、最後のアンセムでかっちゃんを見ていたらかっちゃんの背中越しにデクくんの背中が見える、っていうアングルで見えてしまった瞬間があって、なんかそこで感極まってめちゃくちゃ爆泣きしてしまった……。背中が好き。強い人の強さ、見つめる背中の憧憬、追いつきたい成りたいという純粋で強くしなやかな少年の心、そういうのが全部全部詰まっていた。あれを見られてよかった。舞台っていつでも生きていて、ちょっとずつ違うし、見えるものも違っていて、だからこそ何回も見る楽しみと価値があると思うよ。

あとやっぱデクのママ出てくるシーンはほんと泣けてしまう。引子さんはただデクが幸せになることを願っているだけで、デクに傷ついたり苦しんだりしてほしくないと思っているのに、そういう痛みを伴ってでもヒーローになるためにがんばって生きることこそがデクにとっての幸せに他ならないという矛盾、ままならなさ、戦場に赴くこの手を放したくないのに本当に我が子の幸せを願うならば送り出さなければいけなくて、それを実行できる引子さんもまたすごく強いよ……。ここいつも泣いちゃう。幸せになってほしいだけなのに。傷だらけになることが彼の幸せなことをよく知ってしまっているからこそいってらっしゃいって言う引子さんの痛みを、わかっているようで、デクくんはきっとわかってないんだろうなあ。