推しカプ香水を作ってもらいましたレポ

Scentlyさんで頼んでいた推しカプ香水が届いたよ。
scently.jp

一応書いておきますが著作権の問題で版権キャラ名は書けません。
これ以降のレポも実際のキャラクターとは関係ないのでそういう感じでお読みください。
(この記事も問題があったら消えます)

普段使い優先で作るか概念優先で作るか選べるので、今回は概念優先で作ってもらいました。
ごりごりの自解釈を入れまくったので完全に「私の考える自カプ」の香りになってます。やった〜!


これ届いたときの!イメージカラーまで揃えていただいてありがたい……
自カプ語りがもろ引用されててすません……となりつつ晒しますが、解説のレターがこんな感じで届きます。


ちなみに香水遊び自体は2回目で、以前別のキャラクター単体イメージでFINCAさんで推しキャラ香水を作ってもらったことがあります。あちらは店頭での対応なので口頭でキャラ語りを聞いてもらえるのと、リアルタイムに香りを比較しながらこっちのほうが近い!みたいな調整ができるのが良さなんですが、私は優柔不断なのでその判断が結構難しくて……。たぶん香りの好みがあって解釈はっきりしてる人は対面で調整してもらうほうが向いてると思う!私はじっとりと文章でまとめた自カプ語りから解釈汲み取ってもらえるScentlyさんのオーダーシート形式がとても良かったです!おすすめ!

あと以下は私の妄想ががっつり入った感想です。香水は初心者だからいろいろ許してね


トップノート:マジョラム、レモン、ベルガモット

全体的にグリーンフローラルな香り、うれし〜!森にお忍びでセがやって来ては静かに過ごしているティセという幻覚があるので、葉と果物の香り、森っぽさ、とても助かる あとレモンとかベルガモットがおいしそうでぱっと見のおみみたちのかわいさすら感じる 香りがかわいい!
爽やかで緑が感じられて果物の酸味と甘みがある中にもちょっとキリッとする感じ トップノートすぐ消えてしまって儚い なんか嗅ぐたびにワ!てなります ティの家来た瞬間の香りしません?(?)

ミドルノート:ゼラニウム、エレミ、クローブリーフ

  • 甘さとスパイシーさで第一印象と中身のギャップをイメージして作ってもらった
  • クローブリーフが甘さとスパイシーさの両方って感じぽいのでその表現がミドルノートなのかな?と思っておきます
  • ゼラニウム花言葉「君がいて幸せ」←!?!?!!?!?!!!!!!

ゼラニウム花言葉「君がいて幸せ」をベースに作っていただきました。そんなことある?泣いちゃう😭 この情報を知ってから嗅ぐと気が狂いそうになる、30分〜2時間くらい香るミドルノート、二人が共に過ごす穏やかな時間……。これが香ってる間は隣同士で寄り添って一緒にいるんだ…… ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^むり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜😭😭😭😭 頭おかしくなるぞ 自カプがいま幸せである あああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜未来永劫幸せであれ 祈り

いまがんばって言語化してるけど実際には嗅覚から直にやられるので本当に香水遊びはやばいです 大して香りの解像度高くない人間でさえこれなんだけど どうなっちゃうの?

これ香水としては当たり前かもしれないんだけど、布につけるとトップノートが長めに残ってずっとフレッシュでおいしそうな香りなのに、肌につけて体温であったまると揮発してミドルノート〜ラストノートの特徴ある落ちついた香りに変わってくるのが、それが、あ〜〜〜〜〜〜〜〜!となります 体温、熱でそう変わってくるのが自カプ概念として良すぎて……

ティセってティが人当たり良くて優しい印象だしセが無愛想で厳しい印象だけど、実際仲良くなると逆でティは結構きついことも言うしバカ!って言うし(好きすぎだが……)セはあの通りダジャレキングのカードゲームオタクなので、そういう個々人の第一印象からのギャップというキャラ解釈にも重なるし、ティセってまあ一般的なぱっと見の印象だと逆なんかな〜みたいなとこあるのかもしれんけど実際のところやっぱ"""ティセ"""なんですよね、……ていう……。まあ私は最初から知ってたけどね……*1
ティセがティセなのめちゃくちゃ嬉しい気持ちになりません?私はなる

ラストノート:ベチバー、アンバー、ムスク

  • 熱帯の植物であるベチバーが入ってるの嬉しい。雨林だ……

アンバー、ムスクあたりはラストノートの定番ってイメージですが、いや、ほのかな甘さに加えてここで初めて動物由来のセクシー香料が香ってくるの、エロ……だろ……そこに重なるベチバーの湿った土の香り、熱帯雨林の夜露の香りじゃんこんなの いまティの家の窓の外あたりに立ってる気分です すみませんね勝手にこんなこと言って……ティセに関して俺たちが知っていることなんてほんの一部でしかなくて、それとは比べ物にならないくらいにお互いしか知らないことがありますからね 俺たちの知らないティセが無限にある 野暮すみません
ラストノートで突き放されるの最高だな……

*1:ティにセしかいない以上にセにはティしかいないんだしティがめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ"""攻め"""なのでどう考えてもティセ以外ないだろ……(本音)

読書感想文

いつも通りえろほんの話しかしないので成人済の方だけ読んでください。ネタバレもりもり。

みのりの森

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感動系のBL漫画が読みたくて買った。あと攻めフェがある……。
死んだ人の欠落を埋める二人の話。二人の関係性のまんなかに別の人がいるやつ好きなんだよね〜。
「自分に何かしてくれた時に人を好きになるんじゃなくて 何かしてあげたいと思った時に人を好きになる」というところがすごく良かった、喪失に苦しむ自分以上に相手を気遣いたいと思う、そういう二人に似合う関係性だった。

スウィートブラッド

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吸血鬼もの!!冒頭から始まる闇オークション!!買われ飼われる人間!血を吸われると感じてしまう!
すごくBL漫画だ!やった〜!!!!商業BLの定番に触れてみたかったので大満足です!
絵がめちゃくちゃ上手くてエロがめちゃくちゃエロくてよかった!攻めフェもある!!別にわざわざ選んだわけじゃないはずなんだけどわたし攻めフェ作品読みすぎなのでは??

美しい彼

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pixivの二次創作小説ランキングで最近よく見かける。hrky。ドラマ化の影響?
2019年のちるちるの「不朽の名作BL小説100選」で一番上にあって気になったので買った。
不朽の名作BL小説100選 発表! 不朽の名作BL小説100選|BL情報サイト ちるちる
確かにめちゃめちゃ良かった……。
学生時代の平良視点で描かれる息がつまるような日々において圧倒的に強く美しい清居の存在感が救いだったの、良かったなあ…。平良から見た清居への救済と崇拝の感情が良すぎ。学生時代はずっと崇拝する平良の視点のみで清居が描かれるので、清居はミステリアスで神々しい存在のままで一貫して内面については何もわからないのが妙ですね。
卒業後、清居の視点で見ると清居は結構ちゃんとひとりの人間をしていて、清居にも欠けている部分がありそれをぴったり埋めてくれた平良という人間にしっかり振り回されている。ようやく答え合わせされる清居の心情から得られるカタルシス、良。逆に清居を神格化しすぎた平良に人間として見てもらうところに苦労しまくる展開が面白かった。人間を描くのがうまいな……。

喰らい殺す神の嫁

amzn.asia
これ何で見かけたんだっけ……?Kindle UnlimitedにあるTL小説で評判が良い作品、みたいな感じで知った気がする。TL小説に触れてみたくて読んだ。
面白かった。
神の支配から人の支配へと変わる過渡期、神と人の境が曖昧になる時代の絶妙なファンタジー感というか、神秘の残り香が漂うような世界観が良かった。バトルありエロありでとてもエンタメ。最初から面白くて、エロ目的で読み始めたとは思えないほど引き込まれて一気に読んだ。主人公の性格がなかなか苛烈で良かったです。
一人称の語り部は嘘をつくという話。この作品においても語り手である主人公が当初囚われていた嘘や思い込みを取り払うところが転換点になるんだけど(悪神を殺さねばならない→銀は本当に悪神か?)、作者さんのこだわりでキャラの過去や生い立ち部分の掘り下げをかなりしっかり描かれているので、その嘘や思い込みへの疑いと気づきのプロセスに説得力がある。キャラの感情の高まりの表現でありストーリーを展開させる要素としても官能シーンがしっかり機能しているのも良かった。物語の構成が上手い。
変化する時代の中で神と人が共に生きていくというテーマも好みだった。面白かった。

違国日記 11巻(最終巻)

朝か槙生かで言えば私は明らかに槙生ちゃんの感性の方に同調すべき人間だと思っているけれど、見ていて感情を引っ張られるのはいつも朝ちゃんの方なんだよな……と思いながらいつも読んでいた。が、最終巻を読んで最後の最後で槙生ちゃんと一緒になって泣いてしまい、私がここまでずっと朝に引っ張られ続けていたこと、それこそが槙生ちゃん的な感性だったのかもしれないなと思ったりもした。最終巻。

私がこのシリーズを読み始めたのは2021年の春頃、確かへびこさんの感想ツイートが気になって読み始めたと思う。私は当時入院中で、この漫画を読みながらもめちゃくちゃに死にかけている最中で、こう、曖昧だった死という概念が突然隣に訪れた朝ちゃんの境遇には思うところがあった。私は朝の砂漠を理解できるとは言えないけれど、当たり前のように周りで生きていたひとを突然奪っていく死というものへの恐怖というか、それに向き合うことそのものが恐ろしいという気持ちはなんとなーーく、そうだろうなと思って。そういう朝を追いかけてずっとこの物語を読んできた。朝くんはどこに辿りつくんだろうな、と。

で、さーー。書かないと語れないってちょっと前に言ったじゃん……。小説などと言うのは若干おこがましいが……創作物的なもの、そういう文章を書く、その行間にやっと自分の言いたいことが滲んでくる、という話。それが形のある言葉では足りないものをなんとか表そうとする、言葉を尽くしていろんな角度から表現することでなんとか伝えようとする、みたいなのが今回すごくちゃんと表現されていて、表現がうまい……。でも、私は何者でもないけれど書くことでしかどうしようもない人間ではあるのだとようやく諦めがついてきたところで……あのさあ……嫌すぎるなこの話 もうやめていいか? なんかほんとにぜんぶ書いてあって嫌だったわ 好きな作品読んだ感想で嫌って言うなよはそうなんだけど嫌だろこんなの……はぁ……

ここで終わるとアレすぎるので、ちゃんと良かったという話で締めますが。
語ると陳腐になるけれど、やっぱり人と人の愛の物語を真正面からやってくれるの、うれしいなと思った。愛の表現。言葉を尽くすこと。良かったな……。いや本当にろくなこと書けてないけど、すごく良かったので……。

左右を決めかねる

私が原神を始めたのは偶然Twitterで見かけた放浪者くん実装のお知らせの短冊画像がきっかけというのは周知の事実ですが(そうか?)ついに3.8で復刻、放浪者くん引けてめちゃくちゃうれしい〜!!!毎日デイリーも砂上堀りもがんばってもらってます。
やっぱりキャラ引いて日々いっしょに旅していると情もわいてくるという節がある。ティナリとセノに関してもセノ復刻ガチャでほぼ同時に二人引いたというのがめちゃくちゃ大きかったし、重雲ピックアップがしばらくなかったせいで行重に出遅れた感があったので、個人的にはキャラ引くタイミング、結構大事。

放浪者くんのモチベが上がったので、放浪者くんと旅人、いいよな……とゆるゆる考えているこのごろ。
でも左右わかんないんだよね。私はだいたい推しを攻めにしたいので(もちろん関係性によるけど)放空……としばらく思ってたんだけど、なんかTLに流れてくるのも同人誌買ったのも空放ばっかりで、いや、前ジャンルからカプ被ってた好き作家がそらほにいるのが影響力として強いんですけど……買った同人誌がめちゃくちゃ良くて……ていうか左右決める必要あるか?旅人と放浪者くんがいればそれでいいのでは?という左右投げ捨て論にまで発展しつつあり、やっぱわかんないままです。もし自分で書く機会があれば決めるかもしれない。

左右わからん話、ティセのときも書いたけど、なんかあれは最初からティナリが攻めだと心が叫んでたので……私は攻めのティナリが好き……。セノくんは正直どっちでもいいと思ってるけど、ティナリが攻めであってほしいという思いが強く、関係性としても納得がいったのでティセにしましたが……。だいたい攻めベースで決めるから、最初はセノくんが攻めもできると思って迷った。おもいで。
行重は行重だよ、これは最初から決まってた。行秋くんは攻めだよ

原神くん、好きなキャラが多いのでやりたいことたくさんあって目移りしてしまうな……。
フォンテーヌも来るしキャラいっぱい増えるのでたのしみですね。


それはそれとして、新刊の感想、ほし〜〜〜〜〜〜〜。最近これしか考えてないまである。良かったかどうかだけでも、どこが好きだったかだけでも教えてくれたら私がんばれますので……。もうしばらくおとなしく座っときます😭

7月おつかれさまでした

原稿、終わった……。
7/30のイベントで無事に新刊が出ました。各位、励ましてくれてありがとうございました。

私はいつも解釈煮詰めるのに時間がかかる方なんだけど、今回ばかりは本当に勢いで本を出してしまった……。いますぐに書かないと耐えられないという衝動があった。自分の解釈を固めるためにずっと原稿に向き合う日々でした。
この本を書き終えるまでずっと、思っていることが全然言葉にならなかった。なにひとつ語れなかった。書くしかできることがなくて、この二人のことがめちゃくちゃ好きだという衝動を小説(と呼ぶのはちょっとおこがましいくらいのSS)の形にするしかなかった。書き上げて、pixivに投稿するためのキャプションを書きながら、ティナリって攻めなんだよな……とか、ようやく言う。それを言うだけのためにも3000字のSSを書かなきゃいけなかった。こんなに苦しいことがあるか。

ティセの存在に気づいたのが3月の風花祭、最初に書いたものをpixivにアップしたのが4月の下旬、この原稿を始めたのが5月のGW明け。それから約2ヶ月半、ほぼ毎日こつこつ書いてやっと形になった。普段はあまり長文を書くタイプではないし、これまで作ったのも2万字程度の本ばかりなのに、今回はじめて5万字を超えるひとつの話を書いた。とんでもなかった。自分のキャパを完全に超えていた。それでも本になったんだから、いや、なんとかなるもんだね…。
でもこうして久々に本を作ったタイミングで、自分の限界を超える!みたいな経験ができたの、なんか良かったな〜と思った。校正してもらったのもすごく勉強になったし(手癖出るなあ、とか)。楽しかったです。人生まだまだ楽しいことあるな。終わりよければすべてよし。

基本的に飽き性なので、今回みたいに2ヶ月半ほぼ毎日原稿をやるなんて勤勉さを発揮したことは未だかつてなく、原稿を終えた今なんだか……急に暇になっちゃったな、みたいな気持ちがすごい……。かといって10月の原稿やるぞ!と次に向かえるほどのパワフルさはない。でも燃え尽きたという感じでもなく、ティセで書きたいことはまだたくさんある。

しばらくは恐竜、雷鳴、たまごのスープでゆる日常コメディみたいなやつを書いてこうかな〜〜。原稿中はすべてが解釈だったのでなんか疲れて……良い意味でどうでもいいやつを書きたい……。

A5二段組小説同人誌をIndesignで作るときの設定

ただのめもです……。

ドキュメント新規作成時の設定

  • A5
  • 塗り足し全方向3mm
  • テキストフレームの自動作成にチェック

レイアウトグリッドの設定

  • 源暎こぶり明朝 13Q
  • 行間8H、段間5mm
  • 本文2段組 26文字×22行
  • 天地各18mm、ノド20.5mm、小口14mm

親ページの設定

  • 文字組み:行末受け約物半角・段落一字下げ(起こし食い込み)
  • 段落ウィンドウのハンバーガーメニューから自動縦中横設定、1桁
  • レイアウト→ページ番号とセクションの設定→ページ番号割り当てを開始で3を指定する
  • ノンブル。テキストエリア右クリック後に、特殊文字を挿入→マーカー→現在のページ番号。源暎ノンブルRoman

作業時の表示設定

  • ウィンドウからツールとページを表示
  • 書式から文字と段組を表示

また商業BLを読んだ

hio-mi.hateblo.jp
↑前回のつづき。


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「ボーイミーツマリア」PEYO

Kindle Unlimitedで読んだ。全年齢。

想いを伝える場面で何度も「お前みたいになりたい」が出てくるのがどうしようもなくて良かった。幼い憧憬、どうしようもない。ただ一緒にいたい、が願いなのも良かった。やっぱり高校生っていいな。ずっと追いかけて憧れてきた主人公だけど実は相手にとって光になっていた話、なんぼあっても良いですからね。

女の子みたいな顔してるのに言動がバリバリ男の子なキャラすき。

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コントラスト」itz

Kindle Unlimitedで読んだ。全年齢。

正反対のタイプな二人が関わりあって前を向けるように変わっていく王道学生青春ものストーリーって感じで良かった。やっぱり高校生っていいな。ぱっと見太陽っぽいのは人気者で明るい翔太くんの方なんだけど、翔太くんにとっての太陽は陽くんだったって話。名前。いいよね。

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グレープフルーツムーン」芹澤知

Kindle Unlimitedで読んだ。全年齢。

ケーキ大好きな男の子とパティシエの話。すごい!憧れ!大好き!みたいなまっすぐな想いが報われる物語、なんか、救いだな……。私は憧れのことを盲目で決して報われない呪いとして描きがちなので最近こうやって素直に報われる憧憬の話を読むと、おお……となる。自分にない引き出し。

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「ハングアウトクライシス」おわる

友達のおすすめ。どエッチマンガでした。

えっち描写のえっちさがすげえ!となった。それだけ言えればいい。

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「先輩、ナカみせて」沖田有帆

Twitterで宣伝ツイート見かけて気になったので買った。えっちです。

Vtuberの中の人同士のやつ。Vtuber関連の展開部分がそんな好きじゃなかったんだけど(面白くないとかじゃなくて地雷要素で完全にnot for meのやつだった。好きな人はちゃんと好きだと思います)ほぼ毎回着衣で致してるのはえっちで良かったです。

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「体感予報」鯛野ニッケ

友達のおすすめ。どエッチマンガです。

二人ともコミュニケーションが下手すぎる。一周回ってすれ違いがうまい。まあ異なるタイプの人間同士のコミュニケーションってだいたいこんなものなのかもしれない。受けの漫画家くんのモノローグがいい。「絶望とセックスは相性がいい」のところめっちゃ好きだった。

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「つらなるステラ」高野ひと深

推し漫画家のBL短編集。高野さんの「私の少年」はアラサーOLと思春期の美少年のお話ですが本当に好き好き好き!!!

表題作「つらなるステラ」がアイドルもので、高野さんがアイドル好きらしいからどんな感じなのかな〜と思って。ちなみに私はアイドルの恋愛ものはクソクソ最大級の地雷なので基本読みません!完全に作家買いです!でもまあやっぱりアイドルの恋愛ものは読まなくていいかな……って感じでした。

「逃げなずむならよる」はオチがとても良かった。睦くんのこじれ方が。高野先生てこういうこじらせた人間の描写がめっちゃ上手じゃないですか?良すぎ。

以上。

めちゃめちゃ癖!!って感じのはなかったんだけど、この中だと「体感予報」が一番好きだったかな。どっちもめんどくさくて。

商業BL、過去のトラウマ・男同士という葛藤・当て馬の男……みたいなやつ多くて、短期間にいろいろ読んでいると若干食傷気味になってくる感じがある。かわいそうなのも嫌いじゃないけどね。