7月おつかれさまでした

原稿、終わった……。
7/30のイベントで無事に新刊が出ました。各位、励ましてくれてありがとうございました。

私はいつも解釈煮詰めるのに時間がかかる方なんだけど、今回ばかりは本当に勢いで本を出してしまった……。いますぐに書かないと耐えられないという衝動があった。自分の解釈を固めるためにずっと原稿に向き合う日々でした。
この本を書き終えるまでずっと、思っていることが全然言葉にならなかった。なにひとつ語れなかった。書くしかできることがなくて、この二人のことがめちゃくちゃ好きだという衝動を小説(と呼ぶのはちょっとおこがましいくらいのSS)の形にするしかなかった。書き上げて、pixivに投稿するためのキャプションを書きながら、ティナリって攻めなんだよな……とか、ようやく言う。それを言うだけのためにも3000字のSSを書かなきゃいけなかった。こんなに苦しいことがあるか。

ティセの存在に気づいたのが3月の風花祭、最初に書いたものをpixivにアップしたのが4月の下旬、この原稿を始めたのが5月のGW明け。それから約2ヶ月半、ほぼ毎日こつこつ書いてやっと形になった。普段はあまり長文を書くタイプではないし、これまで作ったのも2万字程度の本ばかりなのに、今回はじめて5万字を超えるひとつの話を書いた。とんでもなかった。自分のキャパを完全に超えていた。それでも本になったんだから、いや、なんとかなるもんだね…。
でもこうして久々に本を作ったタイミングで、自分の限界を超える!みたいな経験ができたの、なんか良かったな〜と思った。校正してもらったのもすごく勉強になったし(手癖出るなあ、とか)。楽しかったです。人生まだまだ楽しいことあるな。終わりよければすべてよし。

基本的に飽き性なので、今回みたいに2ヶ月半ほぼ毎日原稿をやるなんて勤勉さを発揮したことは未だかつてなく、原稿を終えた今なんだか……急に暇になっちゃったな、みたいな気持ちがすごい……。かといって10月の原稿やるぞ!と次に向かえるほどのパワフルさはない。でも燃え尽きたという感じでもなく、ティセで書きたいことはまだたくさんある。

しばらくは恐竜、雷鳴、たまごのスープでゆる日常コメディみたいなやつを書いてこうかな〜〜。原稿中はすべてが解釈だったのでなんか疲れて……良い意味でどうでもいいやつを書きたい……。